ダークストーカーズコンビネーションカップ:コラム

ヴァンパイアハンター:レジェンドコラム・戦国時代編

全国大会編戦国時代編新世紀編

ヴァンパイアハンターの歴史を紐解いて行く企画「レジェンドコラム」と題しまして、ヴァンパイアハンターを語るに外せない「ウメハラ」氏にお越し頂きました。本日はヴァンパイアハンターの全盛期となる全国大会以降の戦国時代についての歴史を追ってみたいと思います。

ビッキーズからのスタート

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「まずハンターといえばビッキーズ(※1)だと思うのですが、ビッキーズに通いだしたキッカケというのはあるんでしょうか?」
(※1/ビッキーズ)…正式名称「神田ビッキーズ」。エックス・ハンターなどの対戦が日常的に行われていた伝説的なゲームセンター。ビッキーズの生き残りは強い。
ウメハラ
「それはハンターとか関係無くて?」
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「そうですね」
ウメハラ
「それはね、知り合いがゲームセンター専門の雑誌があるみたいだよって教えてくれて。まぁメストなんだけど、それ読んだ時にマルゲ屋(※2)で大会やってるのを知って行ってみたのよ」
(※2/マルゲ屋)…アーケードゲームグッズなどを取り扱っていた専門店。通称「ゲ屋」。ゲーメストと連動して大会なども行い賞品も出ていた。今はもうない。
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「それって何の大会だったんですか?まだ子供の頃ですよね」
ウメハラ
「マルゲ屋に行った最初の大会?ガロスペ。ガロスペクリスマス大会だねw
年は13才ぐらいだったかな。キム使ったんだけどサクッと負けて。それでメストとか読んでたらビッキーズのエックスの大会告知とか載ってて、それから通ってたんだよね」
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「そうこうするうちにハンターが発売して…ですか。ビッキーズ以外に秋葉セガとかは行ってなかったんですか?」
ウメハラ
「そんときは行ってない。全国後だね」

人型は論外

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「話はそれますがハンターでのキャラ選択についてお聞きしていいですか」
ウメハラ
「ハンターはねぇ。まず最初キャラ選択が超重要で5キャラ使おうと思ったんだ」
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「なんでそんな決意したんですか?」
ウメハラ
「なんでそういう決意したか?聞きたい?」
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「まあそれはw」
ウメハラ
「ハンターが発売されますってときに、まずメインキャラをどうするか考えてフォボスかパイロンのどっちにしようか迷って、でもフォボス使いたいなと思ったんだ。俺好みのキャラだったんだよ、デザインとか設定がね。だけど、これはカッコ良過ぎると思ったんだよ」
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「フォボスがですか?」
ウメハラ
「いや、だって1人だけロボットだよ?これはみんな使うだろうと思ったんだ。前作のヴァンパイアやってたときにビシャモン使ってたんだけど、地元ゲーセンの常連も全員ビシャモンだったんだ。これは子供心にビシャモンがカッコ良過ぎるからなんだなと思って、ハンターではその過ちを繰り返さないようにフォボスが好きだったんだけど、あえて、あえてだよ?ボスいっちゃうみたいな。
中ボスってさ、みんな目つけちゃうじゃん。わかる?この感覚?セイントセイヤでどのキャラ好きですかとか聞かれて、普通はセイヤとか答えないで外すじゃない。わかるでしょ?」
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「正直、セイントセイヤで例えるならセイヤ的ポジションはドノヴァンだと思うんで…ドノヴァン外せばと思うんですが」
ウメハラ
「人型は論外。メインキャラはそうやって決まって、残りはヴァンパイアらしいキャラを使おうと思ったんだ。そこで目つけたのが、中段があるモリガン、麻痺・毒のオルバス、あとはビシャモン、サスカッチ」
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「キャラも決まってビッキーズに通っていたと」
ウメハラ
「そうそう。マルゲ屋の大会は欠かさず出て、人がいるうちは対戦して、いなくなったらビッキーズ。で、帰らなきゃいけない時間になったら帰るみたいな生活を繰り返してたね。全国前なんかは1人用の練習なんかも死ぬほどやってたね。それこそ飯代削って練習みたいな」
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「その当時はどんな面子だったんですか?」
ウメハラ
「その時の面子は「ミイラさん(※3)がいたり、あとは「川村君」もいたね」
(※3/ミイラさん)…ヨガストライクバッカーズの1人。全国大会でウメを葬った男。アナカリス使い。
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「川村さんはそんな古くからいたんですか?」
ウメハラ
「いたねぇ。ただその時はまだレイレイでひたすらピヨル暗器を投げてくるだけとかいう非常に残念な人だったけどね」
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「ちなみに全国前は勝率的にはどんな感じでした?」
ウメハラ
「勝てない相手はいなかったよ。ただ地元とマルゲ屋、ビッキーズしか知らなかったからね。もっと強い奴がいるんじゃねーかとは思ってた」

強敵(友)との出会い

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「全国の話は前にも聞いた(※4)ので…、全国後はまたビッキーズで修行という感じですか?」
(※4/全国の話)…ウメ本にてインタビュー済み。現在は「VAMPIRE HUNTER MOVIES」にて読めます。
ウメハラ
「ハンターってね、全国後も全く盛り下がらなかったゲームなんだよ。本当に。だからハンターはぶっちぎりで遠征回数が多いゲームだね」
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「どんな所にいかれてたんですか?」
ウメハラ
「最初は首都圏中心で、大会があると聞けば何処でも飛んでいったw 覚えてるだけでも春日部、三鷹、大岡山、祖師谷、溝口、本厚木、川崎あたりのゲーセンには行ったよ。何個の大会出たか数えらんないくらい出たよ。それこそ何十て数だと思う」
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「大会荒らしですね。その過程で「大山さん」とか「ナオリさん(※5)とかと出会ったりですか?」
(※5/ナオリさん)…ハンターでは「デミ夫」の名で活躍。プレイ動画はこちらでチェック。現在は北斗の拳などで活躍中。
ウメハラ
「そうそう。川村君なんかは全国前に知り合って、最初は2人だったんだけど、段々人数が増えてたね。ナオリなんかは確か馬場のゲーセンの大会で会ったのが最初。大会前の野試合で俺のフォボスが100連勝だかしてて1回戦でナオリと当たったんだけど、当然フォボス使いだと思わせてビシャモンで優勝したんだよねw」
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「そりゃ驚くでしょうね。しかもそのビシャモンもメインでは無い訳ですからね」
ウメハラ
「そうやって大会荒らしまくってると、逆にビッキーズに遠征みたいなのも増えてたね。「新谷さん」とか「バスクリン(※6)が川崎方面で元々知り合いだったみたいで、どこからかビッキーズを聞きつけて来たりとか、「鬼鈴木」なんかも春日部の大会絡みでビッキーズ来たりとかね」
(※6/バスクリン)…「D44」の当時の呼び名。現在はカプエス2を中心に活躍中。
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「大会を通して戦った相手が、それをきっかけにビッキーズ集まったという感じなんですかね。大会出まくった過程で負けた大会とかもあったんですか?」
ウメハラ
「無い」
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「本当ですか?「川村さん」に負けたりとかも無かったんですか?」
ウメハラ
「無い。マジで全部優勝した。本当に負けた記憶が無い!」
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「ビッキーズの大会とかも殆ど負けなしですか?」
ウメハラ
「いや、それは言い過ぎ。さすがに毎週大会やってたからね。圧倒的に勝ってはいたけど、でも負けることは全然あったね。俺以外は「川村君」とか「鬼鈴木」とか「新谷さん」とか「バスクリン」とかまちまちだったかな。でも色々遠征とか来てたけど、知らない人が勝つことは無かったね」

名古屋団体全国、ドリームチーム結成

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「その勝ちまくった大会のなかで名古屋の団体全国(※7)がありますが?」
(※7/名古屋団体全国)…1996年に名古屋にて行われた全国大会団体戦。
ウメハラ
「あぁ、全国てのは後付だと思うんだけどメスト杯以後の大会ではあれが1番規模が大きかったかもね。「平井モン」経由の話で大会やるから来てよって流れだったかな」
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「5オンの星取りというルールだったと思うんですが遠征メンバーはどうやって決めたんですか?」
ウメハラ
「憶えてないw なんかコンボビデオかなんかを作ってそれを売りに行くのを兼ねてだったような。ビデオは「鬼鈴木」が関わってて、仲の良かった「新谷さん」、俺と「川村君」は外せないて感じかな」
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「5オンなのに4人ですか?」
ウメハラ
「正直ルールとかよく分かってなくて5オンで4人もいれば充分だろと舐めてたような気がするw 現地で星取りって聞いて慌ててもう1人現地調達したんだよね」
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「それが、「コイデさん」でしたっけ?」
ウメハラ
「そうそう。なんだかんだで結構活躍してくれたんだよねw 結果的に優勝はしたけど、予選で大阪チームに負けたりで結構危なかった。規模としては100人以上集まってたみたいで、時期的にも全国から1年は経ってたと思うしネットとか無い時代によく集まったもんだと思うよ。大会内容に関しては正直よく憶えてないね。ただ最初舐めてたけど意外に苦戦した印象はある。やっぱり名古屋の「平井モン」・「田中君」・「ゴトーさん」とか、大阪の「今村君(※8)、岡山勢なんかは強かったね。ただ、その他の面子との差は凄くあったかもね」
(※8/今村フェリシア)…ハンター屈指の反応の良さが光る関西のフェリシア。あまりの固さに岩と称された人物。プレイ動画はこちらでチェック。
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「その辺はネットとか情報が拡散しない時代というのも大きいですかね?」
ウメハラ
「それはカナリ大きい。格闘ゲームの前提として攻略で差がついてるとどうしようもないからね。フォボスでコンフュージョナーから即死やるだけでザワザワって環境だったと思うよ。大会通しても俺と川村君は全勝で、野試合なんかも含めて殆ど負けてないはず。川村君なんかはカナリ存在感があったみたいで、パックマンやってるだけでギャラリーが出来てた」
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「この名古屋での団体全国を境にセイヴァーが発売されてプレイヤーが移行していくって感じですね」
ウメハラ
「そうだね。まぁセイヴァーが出た後なんかもハンターの方が面白いて言ってチョコチョコやってたりはしてたけど。時代の流れには逆らえないね」

ハンターの価値

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「やはり遠征の動機は強い奴を求めてという感じだったんですかね?」
ウメハラ
「うん、そうだね。まぁ結局は何処行っても圧勝だったんだけどw やっぱハンターは緊張感があったね。ラッシュの強いゲーム性だったからある程度動いてツボにハマればみたいな部分もあるしね」
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「そのあたりハンターのゲーム性の良さなんでしょうか?」
ウメハラ
「ハンターのキャラ個性は今までやったゲームの中でも屈指だね。サスカッチなんかに近づかれたとき緊張感ヤバイじゃん?その分近づくまでに苦労するキャラなんだけど、近づくまでの過程も面白いし苦労した分だけの見返りもあるしね」
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「サスカッチ絡みだと対フォボスなんかホントお互いの有利な距離がハッキリ分かれてて面白いですよね」
ウメハラ
「そうそう。フォボスなんかもビシャモン相手に上ビームまで使って逃げなきゃとかで凄い面白いよね。飛んでなかったときヒドイ目にあうじゃんね?でも上ビーム出すしかねぇ!みたいな緊張感はナカナカ味わえないよ。それで読みが当たって1度離せばなんとかなっちゃうからね。
あとは置き上がりの攻防なんかもカナリよかったね。俺は格闘ゲームで仕切り直しが続くゲームはスゲー面白くないと思う。エックスなんかもそうだけどガイルを転ばせてハメて終わりとか凄い良い。まぁガイルが転びにくいって前提があってなんだけど。ハンターは本当もっと評価されていいし、もっと盛り上がっていいゲームだと思うよ」
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「そう言って頂けると大会のやりがいが出てきます。本日はまたまたお忙しいなかありがとうございました。また何かありましたらお話お伺いしたいと思いますので、ヨロシクお願いしますね」
ウメハラ
「あー、じゃあまたなんかあったら」

text by K (2008.06.23)

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