ダークストーカーズコンビネーションカップ:コラム

ヴァンパイアハンター:レジェンドコラム・新世紀編

全国大会編戦国時代編新世紀編

ヴァンパイアハンターの歴史を紐解いて行く企画「レジェンドコラム」と題しまして、現在のヴァンパイアハンター現役勢を最も知る男「柏木」氏にお越し頂きました。本日はヴァンパイアハンターの復活から現在にいたるまでの歴史を追ってみたいと思います。

鷹の目のミホークを前にしたゾロ

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「それでは柏木さん、本日はよろしくお願いします」
柏木
「よろしくおねがいします」
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「まずはハンター稼動当初なんですが、これは当時からやられてたんですか?」
柏木
「稼動当初はガツガツやってたというよりも家庭用の身内対戦がメインで、休みの日に柏のゲーセンで対戦って感じだったんだよね。んで、ある日ゲーセンで「ハラモリ」と知り合って「ウメハラ君」っていう超強い奴がいるって教えてもらったんですよ」
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「それが例の「利かない強キック事件」(※1)ですね?」
(※1/利かない強キック事件)…ティンカの日記が元で有名になったウメハラの強さを象徴する事件。全米が泣いた。詳細はこちらから。
柏木
「そうそうw その前に秋葉で「川村/フォボス」にもボコられてんだけど、それを遥かに超える強さで仕舞いには「強キック利きません」でしょ? どれだけ差があるんだよって思って、まさに鷹の目のミホークを前にしたゾロの気分だったね」
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「そこから都内で対戦するようになったんでしょうか」
柏木
「いや、その後も都内に行ったりとかは無くて、ひたすら「ティンカ」とか「ハラモリ」と身内対戦を続ける感じ。学生だったしお金も無かったからね。そりゃ「パイロン&モリガン」戦も得意になるよw 都内に出るようになったのは「ZERO3」からかな」

秋葉の主

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「そんな中で再びハンターに戻ってきたキッカケは?」
柏木
「色々な格ゲーを経験して働き出すような歳にもなって、さすがに格ゲーは一息ついてたんだけど、ある日秋葉HEY(※2)でハンターの対戦台を見つけたんだよね。「懐かしい!」なんて言いながら「ティンカ」とかと対戦して「今やっても全然面白い」みたいな話をしたんですよ。で、後日秋葉寄った時にまたHEYを覗いてみたら、なんか現役で動いてるフェリシアがいまして」
(※2/秋葉HEY)…秋葉原にあるTAITO系列のゲーセン。対戦台が多く特にエックスの対戦が盛ん。
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「「まるさ氏」ですか?」
柏木
「そう。最初10連敗ぐらいしてさ…。言い訳させてもらうと動いてるフェリシアと初めて対戦したんですよ。「フェリシアのGCってこんな性能なのかー」みたいな。それでも色々な格ゲーで大分強くなって、特定の相手に10連敗なんて本当に久しぶりのことだったから「このままじゃ絶対に終らねーぞ」と強く思ったのが、そもそものキッカケかな」
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「そこから、対まるさ戦が始まるわけですね」
柏木
「実はフェリシアって結構強いんじゃないかと思って、地元のハンター仲間にフェリシア使わせてモリモリ対戦したのよ。そしたら、やっぱ強い訳が無くて、最初はちょっと面倒臭いキャラなのかと思ってたんだけど、研究したらカナリ弱点が見えてきて再び秋葉行って挑戦したら、なんとか勝ち越せたんだよね」
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「それって1番楽しい瞬間ですよね」
柏木
「そうだよね。それからは「やっぱりハンター面白い」って感じで、暇を見つけては秋葉とかだった」
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「「川村さん」が復活したのもこの時期ですよね」
柏木
「「川村君」はハイパーとかエックスをやりに秋葉来てて、結構無理やり誘ってやらしたのが最初かな。それでも、まさかここまで続けるとは思いもしなかったね。なんだかんだ言ってるけど彼も相当ハンター好きだよねw」
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「復帰当時の「川村さん」の印象はどうだったでしょうか?」
柏木
「さすがにやってないしキャラ差もあったからそんな負けなかったけど「引き出しの多さ」には驚いた。さすが全盛期やり込んでた人間の動きだなってのは感じたかな。あと、彼個人の印象で「追い詰めても選択肢が減らない」ってのがあったなぁ」
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「というと?」
柏木
「普通、体力少なくなったりとかすると取る選択肢の幅が少なくなったりするもんだけど、彼はあんま減らないんだよね。どうも自分が勝ちたいとか助かりたいとかいう意識が薄い気がする。いかに相手に嫌がらせをするかみたいな意識だけで動いてるっぽいw」

馴れ合ってちゃ駄目

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「新しい感覚ですね。ちなみに当時のヘイはどんな面子だったんですか?」
柏木
「うーん、基本は「まるさ/フェリシア」対「ティンカ/パイロン」「ハラモリ/モリガン」「柏木/ビシャモン」の柏勢と「川村/フォボス」みたいな感じだったかな。それ以外でもビシャモン・パイロン・アナカリス・ドノヴァン・オルバスとかいたんだけど、黙々と対戦してる間に居なくなっちゃった。あとは今もいるけど「うしぴー/モリガン」かな」
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「その当時から1番伸びたのは?」
柏木
「これは「うしぴー/モリガン」かなぁ。「ハラモリ」っていう良いお手本がいたのはデカイけど…、でもやっぱ対戦環境が良くなかったかな。もう少し同レベルとか少し下みたいな人とモリモリ対戦できたらもっと強くなるだろうとは思った」
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「その対戦環境がしばらく続いたんでしょうか」
柏木
「2年ぐらいそんな感じだったんだけど、結局HEY時代は一言も「まるさ氏」と話すことが無かったんじゃないかな。話て馴れ合うようになったら絶対にハンターが面白くなくなるとか思ってたからさ」
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「この時ぐらいにモアにもハンターが復活したんですよね?」
柏木
「そうそう。この時に「ウメハラ」とやれたのが大きかったね。最初の方はかなりボコったんだけど、あいつは学習能力がハンパ無くてw 後半はかなりボコられた」
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「おっ、その話はもう少し詳しくお聞かせください」
柏木
「例えば、久々なのもあって最初はコチラの攻めに全然対応出来なかったりするんだけど、2〜3度同じパターンを喰らって死ぬと、次から絶対に同じ状況に持って行かせてくれないんだよね。そうなるまでが他のプレイヤーと比べて異様に早い」
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「それで1つ1つの行動が潰されて、後半は動けなくなったってことですか」
柏木
「そう。あとは学習能力云々の前に積んでるエンジン違うけどねw ビシャモンとか使わせるとモリガンのダッシュをGCで切り替えしたりとかするし。ここでウメハラの動きを見れたことで、自分の中で無理と諦めいてたラインをかなり引き上げてくれたってのはデカい」

ダッシュ見てから昇竜余裕でした

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「その状況から翌年に名古屋大会(※3)ですよね?」
(※3/名古屋大会)…2006年2月19日に名古屋で行われた大会。各地から参加者が集まり大盛況だった。詳細はこちらから。
柏木
「だいぶ東京のハンター環境に限界を感じてて「もう遠征しかない」って雰囲気だった。その前に「コイデ/ザベル」なんかとHEYで対戦してて良い勝負だったってのも大きかったと思う」
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「新しい敵を探す旅。みたいなものでしょうか」
柏木
「やっぱさ、ハンターと言えば中部の「平井/モリガン」「ゴトー/オルバス」みたいな話もあったし、直接連絡とれることもあって「じゃあ名古屋で大会やろうか」って流れになったんですよ。「ウメハラ」辺りから話には聞いてたけど、実際に他の格ゲーなんかでも絡みの無かった「平井/モリガン」が見れたのは凄く良かったね」
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「「平井さん」もハンターを触るのは久々だったと聞いたんですが動きはどうでした?」
柏木
「ウメハラ曰く「反応系なら自分より上」らしいんだけど、これが本当にやばくてフェリシアのダッシュに昇竜合わせまくってたのが印象に残ってる。さすがだったよ」
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「それ以外に大会での収穫はありましたか?」
柏木
「大会自体は大阪勢とか岡山勢も来てくれて、本当に盛り上がって良かったよ。あの大会がきっかけで岡山勢の「ひみぃさん」「数珠の人さん」「JONIさん」とか「大山さん(クライフ)」あたりが現役復帰してくれたのも大きくて、ハンターに未来を感じたかなw」

コンボマスター登場

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「そうなると「TKO/サスカッチ」なんかも復帰組みの一員ですよね?」
柏木
「ちょうどHEYのハンターが消えてミカドに舞台が移った時ぐらいかな? やっぱビッキーズ時代の有名プレイヤーが来てくれると嬉しいね。最初から食った後のコンボ成功率がハンパ無くて「この成功率はヤバイだろ」って柏勢で凄い騒いでたよw」
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「きっと動いてるカッチと対戦した経験もあまり無かったんじゃないですか?」
柏木
「そうだね。今じゃコンボ以外の立ち回りもかなり仕上がってきて、大会では当たりたくない相手になったし彼は要注意だよ」
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「あとは「マサ/ドノヴァン」も復帰組みですか?」
柏木
「あの人は岡山レイレイこと「YA/レイレイ」が上京した時にミカドで対戦してたら、偶然そこに居合わせたのがきっかけみたいw まぁドノヴァンをあれだけ動かせるのはヤバイね」
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「徐々にですけど復帰組を中心にプレイヤーが増えているという感じでしょうか?」
柏木
「まぁ古いゲームだけに新規ってのは難しい状況だとは思うけど、これだけ古いゲームで10年近いブランクがあってやり出す奴が結構いるってのは本当に凄いことだと思うよ」
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「たしかに続編が成立してて似たケースってないですよね」
柏木
「それだけ、このゲームに魅力があるってことだと思うんだよね。最近、スト4もやってて、あれも結構良く出来てると思うんだけど、それ以上にハンターの完成度と奥深さを痛感してるなぁ」
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「どこらへんでそう感じましたか?」
柏木
「格ゲーってある程度動けるキャラ使わないと面白くないんだけど、人の扱える限界超えて動けすぎても駄目なんですよ。んで、ハンターの動ける範囲て本当にやりすぎてないギリギリのレベルで絶妙だと思うんだよね」
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「それは興味深い視点ですね」
柏木
「それプラスやっぱりキャラの個性とバランス。ある程度キャラバランスが取れてるゲームって、強い共通システムでバランス取ってるパターンが多いじゃない? ハンターなんかもGCが強かったりするんだけどキャラごとに扱いが全く違うし、それが対戦の主軸になってない、あくまで中間距離のペース取りが大事ってあたりが凄く良く出来てると思うんだよね」
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「そう言われると魅力が分かりやすいですね。ということで、本日は消えかけた炎を守り抜く男たちに焦点を当ててお話をお聞きしました。
以上で3回に渡ってお送りした「レジェンドコラム:ハンター編」は終了となります。「全国大会編:P・鈴木氏」、「戦国時代編:ウメハラ氏」、「新世紀編:柏木氏」と各時代を髣髴とさせる興味深いお話を聞き、記録に残すことができました。
今後、DCCを中心に更に多くのプレイヤーに復帰して頂けるよう、ハンターの根を絶やすことなく切磋琢磨して盛り上げていきましょう」

text by K (2008.09.07)

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