

注目はやはり抜群の調整をかけてきた優勝候補の一角「TKO/サスカッチ」。昨年敗れた「さかもと/ビシャモン」に飛び込む大胆さを見せリベンジを成功させた。おかげで彼のいるAブロックは最後まで埋まらないというK1方式の面白みが垣間見えた。そのままの勢いで「TKO/サスカッチ」がAブロックを制す。

「
川村/オルバス」に若手やる気勢「
ヨシユキ/パイロン」が飛び込んだBブロック。1回戦から注目の一戦となったがパイロン使いでもある「
川村/オルバス」が貫禄を見せ勝利。ブロック決勝は2006年に行われた「
名古屋大会」でも因縁のある「
もーりぃ/サスカッチ」vs「
川村/オルバス」という図式に。ここで借りを返したい「
川村/オルバス」だったが、勝者は的確にコンボを決めていった「
もーりぃ/サスカッチ」となった。優勝候補の一角「
川村/オルバス」は充分な力を発揮できずココで姿を消した。

直前の西セガ合同大会では「TKO/サスカッチ」を下し優勝するなどセイヴァー勢では一際高い完成度を見せる「修/モリガン」が注目のCブロック。1回戦では「ダークネス山田/ガロン」を破り勢いそのままに勝ちあがるかに見えたが、ブロック決勝まで全てガロン戦という対戦相手の偏りを見せ、ブロック決勝ではDCC常連の大阪勢「べがっち/ガロン」に敗退。Cブロック代表はハンター勢の維持を見せた「べがっち/ガロン」となった。

ベテランやる気勢筆頭「ひみぃ/パイロン」にパイロン戦の経験豊富な「柏木/ビシャモン」が飛び込んだDブロック。動きに硬さの残る「ひみぃ/パイロン」を端に追い込み握り殺した「柏木/ビシャモン」がブロック決勝進出。反対側を勝ち上がったのは毎回大会を賑わすDCC常連の職人「たに/レイレイ」を破った「さす兄/サスカッチ」。幾度とミカド定例大会で戦った2人だが再び端で鬼首ハメを展開した「柏木/ビシャモン」の勝利。優勝候補の一角としてキッチリ仕事をこなした。

次々とセイヴァー勢が飛び込んだEブロックに空気の読めないハンター勢「ハラモリ/モリガン」と「JONI/ビシャモン」が参戦。ブロック決勝はこの2人の直接対決になるかと思われたが、優勝候補筆頭の「ハラモリ/モリガン」がセイヴァー勢「笹塚/ガロン」相手に破れまさかの予選敗退。高いプレイヤー性能と1発勝負が得意なガロンのキャラ相性が上手く重なり、そのままの勢いでもう1人のハンター勢「JONI/ビシャモン」も倒し、まさかのEブロック制覇!今大会における波乱の目がEブロックから生まれた。

秋葉HEY時代の古参「うしぴー/モリガン」がブロックを勝ち上がると思いきや、DCC常連のスパ2X勢「2回転/フォボス」がそれを阻止しブロック決勝進出。反対側を勝ち上がってきたのはイキイキと動くセイヴァーのモリガン使い「たけぽん/モリガン」。面白い組み合わせだったが終始落ち着いた立ち回りを見せた「2回転/フォボス」がFブロック勝者となる。

前回準優勝の「まるさ/フェリシア」が注目のGブロック。2回戦でドノヴァン職人「クライフ/ドノヴァン」を撃破すると、ブロック決勝ではセイヴァー勢「しょう/オルバス」を相手に抜群の安定感を見せ、そのままGブロックを勝ち上がる。

「クライフ/ドノヴァン」が消え、もう1人のドノヴァン職人として負けられない「マサ/ドノヴァン」だったが、去年「ウメハラ/パイロン」を1番追い詰めた男「オガワ/デミトリ」にまさかの惜敗。反対側では秋葉HEYの黒パイこと「ティンカ/パイロン」に「数珠の人/フォボス」が飛び込んだが「ティンカ/パイロン」が見事返り討ちにした。ブロック決勝「オガワ/デミトリ」vs「ティンカ/パイロン」では、数ドットの戦いを制した「ティンカ/パイロン」が決勝トーナメント最後の席を奪取した。

決勝トーナメント:第1試合「TKO/サスカッチ」vs「もーりぃ/サスカッチ」
東西サスカッチ対決で幕を開けた決勝トーナメント。1発キャラの同キャラ戦だけに緊張感のある試合となった。やり込みと環境の差が大きかったか、開幕から丁寧に「ジャンプ大P→追い討ち」を決めていった「TKO/サスカッチ」が勝利。
決勝トーナメント:第2試合「べがっち/ガロン」vs「柏木/ビシャモン」
単発高攻撃力技の打ち合いの組み合わせだけに、ノーガードの殴り合いといった試合展開へと突入した。ポイントでのバックジャンプからの反撃でダメージを奪った柏木が準決勝へ駒を進めた。
決勝トーナメント:第3試合「笹塚/ガロン」vs「2回転/フォボス」
マイトランチャーで終始ペースを握る「2回転/フォボス」だが、起き攻めを切り返されダメージを取り返される。1本づつとった最終ラウンドでは「笹塚/ガロン」の撃ったESビーストキャノンが最悪の形でヒット。その後もペースを握るも体力差を取り戻せず勝者は「笹塚/ガロン」となった。
決勝トーナメント:第4試合「まるさ/フェリシア」vs「ティンカ/パイロン」
秋葉HEY時代に幾度となく戦った組み合わせ。コンボミスと硬さが目立つ「ティンカ/パイロン」に「まるさ/フェリシア」が容赦のない起き攻めを見せる。最後まで反撃ミス、コンボミスが目立ち精細を欠いた「ティンカ/パイロン」をそのまま押し切り「まるさ/フェリシア」が準決勝進出。

準決勝:第1試合「柏木/ビシャモン」vs「TKO/サスカッチ」
前日から試合を重ねお互いの手の内は知り尽くしている組み合わせ。数少ないGCポイントを的確に決めた「TKO/サスカッチ」が1本先取。2本目は得意のパターンに持ち込み「柏木/ビシャモン」が取り返して互角の状態で最終ラウンドへ。今度はGCを誘った「柏木/ビシャモン」が痛恨の反撃ミス。このミスを取り返せず「TKO/サスカッチ」が決勝進出を果たした。
準決勝:第2試合「まるさ/フェリシア」vs「笹塚/ガロン」
垂直ジャンプでの牽制で終始ペースを握る「まるさ/フェリシア」。ペースを変えるため前回と同じくESビーストキャノンで逆転を狙う「笹塚/ガロン」だったが冷静に対応されてしまい打つ手なし。また、地上の牽制合戦に大足を差込ダメージを奪っていった「まるさ/フェリシア」が去年に続き決勝へ進出した。
3位決定戦「柏木/ビシャモン」vs「笹塚/ガロン」
しゃがみ中Pでの牽制で徹底した地上戦を展開する「笹塚/ガロン」に戸惑う「柏木/ビシャモン」。長期戦の集中力が残っていなかった「柏木/ビシャモン」からジワジワと体力を奪っていった「笹塚/ガロン」の寄りきり勝ち。波乱の目となった「笹塚/ガロン」が優勝候補を倒しセイヴァー勢初の上位入賞を果たした。

決勝戦「まるさ/フェリシア」vs「TKO /サスカッチ」
圧倒的な攻撃力差を前に動き回って撹乱狙いたい「まるさ/フェリシア」だが、落ち着いたジャンプ大Pで切り返され「TKO/サスカッチ」の勢いを止めることはできない。最後まで「まるさ/フェリシア」を完封しきった「TKO/サスカッチ」が貫禄勝ちをし、第3回DCCハンター部門優勝者は「TKO/サスカッチ」に決まった。

今年で3回目を迎えたDCCハンター部門だが、第1回DCCから着々とだがレベルの上昇を見せているのは間違いない。今回優勝した「
TKO/サスカッチ」にしても第1回DCCでは参加のなかったプレーヤーであり、第2回DCC時点でもまだ優勝候補と言える仕上がりでは無かった。しかし、今大会では優勝候補筆頭とも思える仕上がりを見せるまでに成長し大会を賑わせた。その他にも旧岡山勢を筆頭に、第1回DCCで不参加もしくは記念参加といったプレーヤーが第2回DCCを経て今大会では大きなレベル向上を果たしていた。
しかし、残念ながら今大会には不参加だった「
ウメハラ氏」が出場していたらどうなっていたかと考えると、手放しで喜べるようなレベルアップでは無いようにも思える。おそらくブランクがあると言えども「
ウメハラ氏」にキッチリ勝てるプレーヤーは上位数名といったところだろう。優勝候補と言われていた「
ハラモリ/モリガン」「
柏木/ビシャモン」両名がセイヴァー勢に敗れるなどの波乱もあり、上位陣にキャラ対策などで死角が垣間見えた大会でもあったように思う。
第1回DCCから言われていることだがプレーヤー人口の少なさから来る練りこみ不足というのが次回以降のハンター最重要課題だろう。今後は「
新宿ミカド」勢の大阪遠征やスト4・スト3サードで有名な「
巣鴨ゲームインサクラ」でも定例対戦会が開催されるなど新しい動きも見せており、第4回へ向けて新たなプレイヤーの参入と全体レベルの底上げ向上に期待したい。
text by K (2008.10.11)